おいもの里の村長日記

京都府南丹市でおいも栽培に務める若手農家の日記

伝統の継承・地域のこしの在り方

こんばんは!

ちゅ~とです。

本日まで広島に行っておりました。

 

種苗農家様との情報交換を行い、めちゃくちゃ有用な情報を手に入れることができました!

やっぱり自分の足で情報を獲得しに行くのは大事ですね。

 

さて、先日、留学生のMさんが友達を連れて南丹市に訪問しに来てくれました。

今回は主に天引を中心に色んなことを学習していただいたのでご紹介していきます。

 

1.天引むくむく市を見学

f:id:tyuto1209:20200225192027j:plain

さて、2月23日に行われた留学生プログラムで訪問させていただいた天引むくむく市。

むくむく市とは、天引集落の皆様が自主的にしている朝市のことです。

 

新鮮な野菜はもちろんのこと、タコ焼きや唐揚げ、うどんなど、屋台も出店。

いつも地域の方を中心ににぎわっています。

 

さて、そんな中、天引集落のことを一番よく考えている方の一人に色んな話をしていただきました。

集落の抱える問題から、日本という国の抱える問題。そして、この朝市をする意味などなど・・・。

 

アメリカなんていう大きな国に比べたら、小さな日本のこれまた小さな集落のやっていることなんてスケールは小さい。」

そう言っていました。しかし、この小さな一歩こそ、集落を元気にするのだとも言っていました。

本当にその通りだと思いますね。

 

2.炭焼きと伝統文化の継承について

f:id:tyuto1209:20200225192139j:plain

その次は炭焼きの様子も見学することができました。

留学生は2人とも炭焼きという独自の文化に興味津々。南丹市では天引集落だけでなく、各地で炭焼きが行われています。

しかし、天引集落でも、一時は絶滅した文化であったらしく、2年前に地域活性化の一つとして復活させたらしいですね!

 

僕も実際に炭焼き窯が稼働しているのは初めてみました。

木が燻されるいい匂いが周囲に立ち込め、燻製になってしまいそうでした(笑)

 

3月、炭を出す時、留学生も一緒にすることになりました。

 

3.農業を通した地域のこしを

f:id:tyuto1209:20200225192219j:plain

天引集落に対して、そこまで僕が何かをしているというわけではありません。

でも、いつも天引集落と触れ合った思うのが、集落の方が集落の問題に対して真剣に取り組んでいるなぁということです。

 

南丹市も広く、どの集落でも真剣に色んなことが話し合われていますが、天引集落はその中でも一番熱心に取り組んでいる集落なのではないでしょうか。

僕の本拠が日吉と美山にあるだけに、そこまで天引に行けているわけではありませんが、天引の方とも農業を通した地域のこしの在り方について考えていきたいものですね・・・・。