今回の育苗の反省点
こんにちは!
ちゅ~とです。
もうすぐ4月も終わりですね。最高気温は20℃を超え、最低気温でも10℃を下回らなくなってきており、さつまいも苗にとっては非常に良い日和になっているのではないかなと思っています。
事実、最近は日に日に伸びている気がする。
さて、本日の記事は今年、南丹市で行った育苗の反省点について少しお話できればと思っています。
1.地域ごとに作付暦は違う
南丹市の気候をよく理解していなかったというのが一番の反省点であったと思っています。
今年は暖冬であったと言えども、南丹市はその地形と地理から、非常に夜間冷え込みます。
僕は前職時代、茨城県と福島県の浜通りという、太平洋側の比較的暖かい地域で甘藷栽培を行っていたので、2月頃くらいに種芋の伏せこみをしていました。
しかし、南丹市でも同じことをして失敗。
低温障害によって種芋が腐ってしまったり、苗立ちが遅れたり散々!
来年からは大体3月の中旬頃くらいから種芋の伏せこみを行っていこうかなと思っています。
2.低温にも高温にも注意する
夜間の冷え込みにもやられましたが、昼間の高温にも結構苦労させられました。
南丹市は昼夜の温度差が非常に大きく、すこし日が傾いたと思うとすぐに寒くなりますし、日が出たと思うとすぐに暑くなります。
ハウスの中で更にトンネルをするという育苗方式を採用していたため、トンネル内はなんと40℃程度まで上がってしまうということもしばしば。
種芋はまだ高温には強いですが、出てきた新芽は高温に弱く、すぐに萎れてしまうのです。
実際、何度かハウスの開け閉めのタイミングを間違えて萎えさせたことも。まぁ、しっかり水をやって、剪定すれば復活するのですが。
来年の育苗からは、温度を一定に保たせるように、何か工夫が必要かもしれませんね。
3.ポット苗は少しだけ使いにくい?
前職時代から一度もやったことなかったポット苗に挑戦。
ポット苗というのは、ポットにさつまいもの子苗が一本植えこまれており、その脇目を増やしていって苗にするという用途で使われるものです。
まぁ確かに苗の伸長は良いのですが、おそらく、採れる量が非常に少ないです。
1ポットにつき、1回転2本~3本が限界でしょう。
種芋からの育苗の場合は10本~20本採れるので、少し非効率的かもしれませんね。
もっとも、僕のやり方が少しダメなだけなのかもしれませんが!
来年からポット苗を使う場合、脇目を増殖させる方法についても学んでいこうと思います。
4.まとめ
苗半作という言葉は農家の間でよく使われる言葉ですが、本当にその通りです。
特に、さつまいも栽培で一番手のかかる工程は苗づくりであると個人的には思っています。
実際、さつまいもの栽培白書によると、苗に関わる労働時間が結構長いらしいですよ。
色々失敗や反省点は多かったものの、一応、今年の苗づくりはうまくいったと思っています。
さて、これから本格的に栽培が始まります!
これからもどうぞ温かく見守っていただければ嬉しいです!