おいもの里の村長日記

京都府南丹市でおいも栽培に務める若手農家の日記

ポット苗の植え込みを

こんばんは!

ちゅ~とです。

 

また10度前後の気温になり、ちょっとだけ寒い日が続きます。

でも明日からまた温かいようなので、また作業がしやすくなりますね・・・。

 

本日はようやくさつまいものポット苗が届きました!

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ポット苗ってこんな感じで届くのね。

今季はこちでも育苗を行おうと思っています。

 

今日は少しだけポット苗のことについてお話しますね。

 

1.さつまいものポット苗って何?

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さて、そもそもポット苗って何ぞやって話なのですが。

まぁそのまんまの意味で、さつまいもの小さな培養苗のことを指します。

 

僕も実物は初めて見たんですがびっくりですね。

芋から生えていない苗なんて初めて見た。おそらく、種かなんかを採取して発芽させて作ってるんだと思うんですが。

 

ちなみに1つあたり200円~500円ほどの値段で購入が可能。

ちなみに僕は50ポット購入させていただきました。ちょっと根本が軟弱な気がしますが、活着したらおそらくしっかりとしてくるのでしょうか?

 

2.ポット苗の植え込み方

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植え込み方なのですが、まずは以前から作っていた育苗床の底にもみ殻を敷きます。

保水性と排水性を両立させるためです。

 

そして、その上に少量だけ余っていた鶏糞堆肥を投入。まぁ元肥代わりですね。

さつまいもの苗づくりについては、そこまで施肥設計を気にする必要がありません。

肥料が足りなくなったら逐次投入するような形ですね。減肥が怖ければ苗の伸長が止むまでそのままにしておけば全部吸収してくれます。

 

そして、鶏糞堆肥の上から砂を敷きます。床上げと土の比重を軽くするためです。

最後に培養土を詰めたら取り敢えず床は完成。

 

植え込み方は簡単です。

ポットから取り出して、成長点(苗の先端から出ている小さな葉のことです。)だけはしっかり出すようにして苗を植えこんだら完成!

 

3.管理方法

ここまで来たら、後は管理をしていくだけですね。

もう既に発芽しているものなので、地温はそこまで上げなくても大丈夫。問題は気温です。

ハウスならば簡単なのですが、今回はトンネルでの育苗なので、これがまた少しだけ難しい。

 

トンネル内の気温が5度以下になると葉っぱの元気がなくなるし、35度を超えると今度は焼けてしまいます。

南丹市は昼夜の温度差がすごいので、朝は日が昇らない内にトンネルの半分を空け、夜中はまた2重にするなどといった管理が必要です。

 

来年はハウスを借りる予定なので、この手間はなんとかして省きたいですね。

 

4.定植に向けて・・・。

初定植はおそらく4月25日を予定しています。

まぁ、苗の伸長具合に左右されますが・・・・。

 

5月の半ば頃に、苗植え会を企画したいと思っているのですが、どうですかねぇ。

皆さん、もしも企画したら来てくださいね!