おいもの里の村長日記

京都府南丹市でおいも栽培に務める若手農家の日記

美山圃場の耕耘をかけました

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美山圃場14a分、おそらくこっちを芋にする予定。

こんばんは。

吉田です。

本日は美山圃場約30a分の内、半分の耕耘をかけました。

実は、もう少し前からやろうとしていたのですが、協力農家様のトラクターのバッテリーを上げてしまい、今日に延期・・・。

本当に申し訳ございませんでした。

ともあれ、故障したおかげ?で農家様に指導してもらいながら耕耘をかけられたので、自分の技術力アップにも繋がってよかった!

 

1.雨の後は圃場に入らない方がいい?

ラクターの耕耘は雨が降っている時や雨の後は入らない方が良いというのが定説です。

それは、土が固まりやすいからだとか、根付きが悪い土になってしまうとか、様々な理由があります。

しかし、一番の理由は団粒構造がつぶれてしまうから。

団粒構造というのは、めちゃくちゃ簡単に言うと、土が野菜栽培に適する構造になっていることです。これが雨の日、柔くなってしまった土をこねくり回してしまうと潰れちゃうんですよね。

 

でも、秋耕耘はそこまで深く考えなくてOK。

美山圃場みたいに水はけのよい圃場では、雨の後、少しでも乾いていたらすぐに耕耘に入れます。

 

2.秋の耕耘は荒く

「もうちょっと浅め!」

「もうちょっとゆっくりトラクター動かして。」

PTOは大体1でいい。」

色々農家さんからご指導いただきます。前職時代は耕耘って、ただ単に回していれば良いと思っていた・・・。恥ずかしい話です。

 

秋の耕耘は荒めが良いとされています。これは、早急に畝を立てたりする必要がなく、そこまで微細な土塊がいらないからです。

細かく土を砕いてしまうと、団粒構造を壊してしまいますし、春までの雨や雪などで土が固まってしまうのです。

圃場に生え残っている雑草や稲、撒いている牛糞やもみ殻をすきこむくらいの感じで、浅く、荒く耕耘していくのが良いそうです。

勉強になる。

 

3.雨が降って来たから中止

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こっちの圃場は明日に回します。

もうあとちょっとで耕耘が終わるのに!っと言ったところで突然の雨。

美山は圃場が良いのですが、天気の移り変わりが非常に激しく、すこし困りますね。でもこれにも付き合っていかないとなぁ~。

実際は小ぶりだったので、いけるかな?と思ったけど、圃場の状態より寒さで撃沈しました。

服がびしょびしょになってくると、まじで震えが止まらん。

っというわけで、明日で美山圃場全ての冬準備が終わるということになりますね。

 

あとは日吉圃場ですが、こっちについては年明けに強力な助っ人が数人きてくれるので、その人達と一緒に一気にやってしまう予定です。