おいもの里の村長日記

京都府南丹市でおいも栽培に務める若手農家の日記

たまねぎにトンネルかけました。

今日は昨日やりきれなかった美山圃場の耕耘を全て終わらせた後、日吉に帰ってきて趣味程度に育てているたまねぎの面倒を見ました。

あ、ちなみに美山圃場はめちゃくちゃキレイになりました。

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この通り。

後は3月まで休ませて、3月から元肥入れていく感じになります。

 

今たまねぎを作っている圃場は非常に土がゴロゴロしており、直近まで耕作放棄地だったので、うまく生育してくれるか試験も兼ねています。

これでうまくいくようだったらさつまいも苗の育苗とかにも使おうかなと思っています。

 

1.獣害を実感

まず、最近になってたまねぎの新芽が鹿に食べられていることが発覚。山に近いからねぇ~。鹿もよくここには降りて来るらしい。

3分の1くらいは鹿に新芽をやられていたからびっくりしました。本当に獣害に苦しめられている地域なんだなぁと思う一方で、どうにかしないとなぁと思いました。

簡単に家にあった資材で柵を作ったけど意味あるんかなぁ・・・。

 

取り敢えず来期は柵を自分で作ろうかなと思っています。

でも足跡を見た感じイノシシは来ていないようなので一安心。イノシシはたまねぎやさつまいもが大好きなので。

ちなみに美山はかなりいるらしい・・・。

(トレールカムでも買おうかな。)

 

2.トンネルをかけた理由

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一般的に、たまねぎに冬場、トンネルをかけるのはどうかと賛否両論あるかと思いますが、これには理由がありまして。

前述の通り、鹿に新芽をやられたのですが、ぎりぎり小さな芽が残っている株についてはまだ育ちます。

植物の生命力ってすげぇな。

なので、トンネルをかけて弱っている株の新芽を育てると共に、生育も早めたいという思惑があります。

 

まぁ、一般的にはたまねぎは寒をあてて、休眠させた方がいいと言う先生もいるんですけどね。

4月どりできたらいいなぁ。みんなが道の駅に置いていない時期に置きたい。

 

3.まとめ

っというわけで、わずかにして150株くらいですが、たまねぎを育てています。獣害以外は肥焼けしたりしていないので、よかったです。

ちなみに、吉田はたまねぎを育てるのは初めて。

福島にいた時、あっちの普及センターの方が結構たまねぎ推しだったので、一回やってみたかったんですよね。

連作障害のある作物ですが、うまくいくようだったら美山圃場の裏作に挑戦してみようと思います。