おいもの里の村長日記

京都府南丹市でおいも栽培に務める若手農家の日記

南丹市美山の山村留学について

みなさんこんにちは!

土日はお休みということで、本日は家の中でゆっくりとみかんを食べてこたつでぬくぬくとしておりました・・・。

何にもしない1日をたまに取るのも大事なことだと思っています(笑)

 

さて、本日は京都府唯一の山村留学である、南丹市美山山村留学について、自分の思うことを綴っていこうと思います。

 

1.農業的観点から見る山村留学

f:id:tyuto1209:20200117205830j:plain

先日の記事にある通り、僕は農育連携が今後の日本の農業をステキにしていくのではないかと思っています。

山村留学は決して農業を小学生に教える場所ではありませんが、少なくとも雄大大自然と土に触れあう機会というのは圧倒的に都会よりも多いです。

 

さすがに小学生が山村留学を通して「農家になりたい!」と思うのはほぼ不可能だと思います(笑)

しかし、いつか小学生が大人になっていき、いつか経験したあの土の温かみを思い出してくれれば、その中の数人が農業を始めるかもしれません。

 

農育連携の重要性は子ども達を農家として洗脳(笑)するのが目的ではなく、潜在的な可能性を引き出してあげることなのかもしれません。

 

2.教育的観点から見る山村留学

次に、教育的観点から山村留学の意義を見ていきましょう。

昨今、ますます教育の多様化が求められています。賛否両論がありますが、「ゆとり教育」というものはその先駆けだったのではないでしょうか?

僕は所謂ゆとり世代ど真ん中でしたが、実際僕は与えられたゆとりで色んな事にチャレンジできてたような気がします。

 

ですが、僕が小中学生だった時よりも更に教育の多様化が進んでいます。

「なぜ学校に行くのだろう?」というそれまでほとんどタブーにされてきた疑問が子ども達だけでなく、親の間でも真剣に考えなければならなくなってきました。

僕自身も小中学生の頃はそこまで周囲と馴染むのが上手い方ではなく、「家で勉強していた方が自分のペースでできるし楽だしいいなぁ。」と思っていましたよ(笑)

 

子ども、特に小中学生の多感な時期というのはその時、何を教わり、誰と出会ったかによってその後の人生が大きく揺れ動きます。

いじめや不登校が多いのも特にこの時期。

僕が中学生の時は不登校やいじめはほとんど教師から相手にされていなかった。今思うと相当胸糞悪いけれど、本当に見て見ぬふり状態。

いじめを受けている、不登校になってしまった少年少女にとってはたまったものではないですよね。その後の人生が大きく崩れることに成り兼ねません。

 

そこで、そういった子ども達の受け皿が必要なのです。

その受け皿の一つが今ご紹介している山村留学というものにあるのだと思います。

 

3.南丹市美山山村留学を勝手に紹介

f:id:tyuto1209:20191214223336j:plain

さて、最後に南丹市美山山村留学について勝手にご紹介していきましょう。

詳しくはコチラのページに載っています。

www.city.nantan.kyoto.jp

長期留学から短期留学まで様々なプランが用意されており、長期留学については1年毎契約(次年度更新有)

この山村留学の運営についても、考えないといけないことが多いと協力農家様から聞きました。

余力があれば僕も取り組んでみたいものですねぇ~。