おいもの里の村長日記

京都府南丹市でおいも栽培に務める若手農家の日記

水田活用交付金が高収益作物に重点が置かれる!?

どうも、みなさんこんばんは。

吉田です。

本日も日本農業新聞から面白い記事を見つけたので、これにつて語っていきます。

 

ちなみに本日興味を持ったのはこちらの新聞記事です。

www.agrinews.co.jp

 

1.水田活用交付金って何?

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そもそも、水田活用交付金ってなんだよって話からですね。

中身はその名の通り、「水田を使って国が指定する色んな品目の作物作ってね。そうすれば交付金あげるよ。」っていう制度なんですね。

実際多くの農業生産法人がこの制度を利用して大豆や麦の二毛作をしています。

価格も結構バカにできなくて、品目によっては10aあたりなんと80000円の補助が出たりするものも・・・。

 

認定農業者になってないといけないとか細かい決まりはあるものの、結構取りやすい補助金として、僕も着目していました。

 

2.高収益作物に重点が置かれることによって起こること

しかし、そんな水田活用交付金にも転機が訪れそう。

上の記事によると、それまで飼料米や大豆、麦に予算を絞り出していた配分を変え、大幅に野菜や果樹などの高単価作物にも補助する方向で検討を始めたのです!

これでちょっと嫌な顔をするのは米を中心に行ってきた法人様でしょうね。

飼料米や大豆は結構農業機械が揃ってますし、片手間でも交付金をもらいながら二毛作ができました。

 

ただし、野菜や果樹への補助が増えたとしても、飼料米への補助は恒久的に行っていくというのが自民党政府の見解。

高収益作物に10aあたりいくらくらいの交付金がもらえるのか楽しみですね!(僕がもらう場合、先に認定農業者にならないといけないんだけどね!)

 

3.やっぱりさつまいもの時代が来る!?

う~ん、やっぱりさつまいもの時代が来るんじゃないかな。

さつまいもは米と比べても高単価で売れるし、水田活用交付金の補助対象になるんじゃなかろうか。

まぁ、その前にまず水田を畑地化する技術や水田でもさつまいもを育てる技術が必要なんですが。

それについてはさつまいもだけではなく、他の野菜も同じです。長らく水田として使われていた畑は鬼のように水はけがわるいですからね・・・。

補助金に頼り切らず、でも活用していくには、いかに水田で良い野菜や作物を育てるかで決まってきそうですね!