若者が農業を継続するための3原則
こんばんは。
すっかり年末になり、僕も一旦神戸の実家に帰ってきています。いやぁ、神戸ってあったかいんだなぁ。
南丹市の寒さが染みてわかる。
さて、今日のお話は僕が今のところ思う、若者が農業を継続するための3原則についてです。
実は、昨日の記事を書いて、いつも通りFacebookに投稿したところ、「しっかりと土着できるように頑張ってください!」というコメントをいただきました。
本当におっしゃる通りだと思います。
ほぼ0から農業を始めた僕がどうやって京都府南丹市で農業を続けていくのか、3原則を打ち立てて、目指していきます。
1.原則① なんといっても収入
まず、農業を継続していく上で・・・というよりは、生活していく上で一番大切なのは収入であると思います。
この収入面の不安定さや赤字の多さして離農してしまう一つの要因になってしまっていることは言うまでもないです。
前の記事にも書いた通り、新規就農者に対してはたくさんの補助金があります。
しかし、補助金に頼り切りな農業というのは継続可能な農業であるとは言い難いです。
なので、収入面で安定していくことが重要なのです。
とは言っても、このご時世、特に0から農業を始める若者にとって農業だけで生計を立てていくのは難しいもの。
知識も経験も販路もないですしね。
だったら、どうするか。
他に仕事を持てばよいのです。
いわゆる、半農半Xという生き方。
一概に半農半Xと言っても、「農を主な生業」とする方法です。半Xの方は安定した生活維持費の収入源と捉えておきましょう。
僕はこの農業の在り方を目指しています。
半Xで何をするのかは人それぞれですが、農業の方は売りと収益が安定してきたら規模や品目を拡大していきます。
そうしている内に段々収入における半Xの割合が減っていき、専業農家になれるというわけです。
まぁ、机上の空論なんですけどねぇ(笑)
ともかく、足りない収入は他で稼ぐということが大切なのです。
また、半農半Xでやる場合には品目選びにも気を使わないといけません。労働時間が短い作物の方が確実性があるでしょう。
米・さつまいも・たまねぎなどは良い例です。
逆に果菜類は毎日のように収穫して出荷したりしないといけないため、半農半Xには向かないかもしれません。
2.原則② 地域との円満な関係性
農業を継続するために大事なことは地域との円満な関係性です。
特に移住者は細心の注意が必要。
今でこそ、よそ者も歓迎されるような雰囲気がある集落や自治体も多いですが、それでも、ある程度の壁は感じてしまうかもしれません。
その壁を悪く言ってはいけません。この壁が集落をそれまで守ってきたという側面もあるからです。
特に、都会の方が田舎に来て驚くのは集落の集いがすごく多いこと。
移住者にとって、休みを潰してまでそういう集落の仕事やイベントに行くのは気が引けると思います。
しかし、移住者・よそ者であるからこそ、そういった場所には顔を出し、名前を売ることが大切です。
田舎のコミュニティと情報量を舐めてはいけません。
何気ない会話の中に農業において役立つビジネス情報がたくさん転がっているかもしれません!
3.原則③ 農業に対する探究心
最後に大事なのは、現状に満足しない、飽くなき探究心です。
現状というと、「収入」や「利益」のことを思い浮かべるかもしれませんが、そうではありません。
「自分はまだ何も知らない。」
というビギナーとしての気持ちをいつまでも忘れず、たくさんの作物や売り方にチャレンジをしようということです。
探究心は向上心に変わります。それが結局巡り巡って収益につながるのです。
僕自身も一応はさつまいもを通した地域創生を目指していますが、2年目、3年目は色んな作物にチャレンジしていきたいと思っています!