おいもの里の村長日記

京都府南丹市でおいも栽培に務める若手農家の日記

大阪府富田林市に行ってまいりました・・・!

こんばんは!

ちゅーとです。

 

本日は大阪の富田林市に行き、Facebookで知り合った農家様と対談。

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久保田さんの畑。今はほうれん草を作っているそうです。

本当にSNSの力ってすごいですね。いや、SNSの力というよりは農家さんの横のつながりの力か・・・。

ともあれ、車で下道3時間。長時間運転は前職で慣れてしまったので、そこまで苦ではなかったですよ。

 

そしてお会いしたのが久保田さんという方。

10年前にバリバリ営業サラリーマンを辞めて就農した方ですが、やはり民間出身だけあって、目のギラギラ感が半端ではなかった!(笑)

今は菜物を中心に通年収穫・出荷体制をとっているそうです。

 

さて、本日は今日久保田さんとお会いし、お話して思ったことを少しだけ語っていこうかなと思います。

 

1.日本全国に仲間を作る重要性

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まず、久保田さんとお話をしていてすごいなぁと思ったのが横のつながりの多さです。

農業関連の仲間はもちろん、それ以外の方とのつながりも非常に多いなぁと思いました。

 

農業は基本的に個人事業であり、あまり縦の関係というのは大きくありません。

どちらかと言うと、横のつながりを重視します。

僕自身、南丹市に来てからは横のつながりに助けられているので、久保田さんのおっしゃっていたことはよくよく理解できます。

 

しかし、久保田さんがおっしゃっていたのは更にスケールの大きいこと、日本全国に仲間を作るということでした。

これが何故か、解釈したところ、各地に行けば各地の農法があるからということだと思います。

各農家さんがやっている農法を学ぶ、否、「真似ぶ」ことが自分の技術アップにも繋がるのではないでしょうか?

 

横のつながりはその多さだけ、情報量の多さと比例します。

農閑期の今だからこそ、僕もどんどん横のつながりを増やしていこうかな。

 

2.続けることの重要性

何よりも強く言われたのが、「農業を継続して定住する」ということです。

これは新規就農者のみならず、各自治体の地域おこし協力隊全員に言うべきメッセージであると僕は思います。

農業も地域創生も採算度外視のボランティアまがいのビジネスでは絶対に長続きはしません。

 

農業や地域創生には然るべき対価が必ず必要になります。

だからこそ、経済的に安定させることが重要なのです。

 

久保田さんからは「年収1500万円」と言われましたが、まだまだ農業を始めたての僕にはイメージできていないのが本音です(笑)

でも、いつかそれが見えるくらいスケールの大きい農業をしたいと思いました。

 

何度も何度も同じことを言うかもしれませんが、僕が今協力隊でできる、最も単純なことは「自分が農業で成功すること」だと思っています。

※単純とは言いましたが、簡単とは言ってない。

 

僕のような20代そこらの若者が農業で成功している事例を知れば、きっと希望を持って就農してくれる若者が増えるはず。

そんな未来を夢見て頑張っていきます。

 

3.自分の中でテーマを決める

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まだまだ僕には自分の中でどのような農業をしていくのか、イメージできていません。久保田さんにも言われましたが、そんなのは今わかっていたら大したものだとのこと(笑)

 

これから協力隊期間中、ゆっくりと準備していきながらテーマを探していこうと思っています。

行動は早く、準備と結果は焦る事なく。

テーマではありませんが、これが僕のモットーですかね(笑)

 

今回、久保田さんからは有機農法をおすすめしていただきました。(有機農法といっても色々あるんですけどね。)

正直、有機農法はそこまでやるつもりではなかったです。

なぜなら、僕自身、農薬の安全性については前職で嫌というほど熟知していましたし、何よりも僕に有機農法の技術がそこまであるかと問われるとあまり自信がないから。

ただし、久保田さんとお会いする前から、「GAP」や「JAS」の取得は今後、中小規模農家が生き残っていくためには大事なように思えていたのは事実です。

 

そこらへんは自治体や集落の方々と相談ですね。

実際有機作物は上手くやれば収量も安定するし、高値で売れるし。

 

4.最後に

今回、久保田さんにお会いして、本当に自分の足を動かして人に会う大切さを学びました!

3月までは比較的暇なので、今後も色んな農家さんに会ってみようかなぁ~!

次に会いにいくのは皆様かもしれません!(笑)