僕はこうしました!農地を借りるにはどうしたら良いの?
みなさん、こんばんは!
ちゅーとです。
なんか最近比較的暖かいなぁと思うんですが、僕だけでしょうか?
そうそう!
今日、正式に畑の賃貸借契約が農業委員会の承認を経て、通る事ができました。
じつは、一昨日農業委員会に参加してきたのです。
さて、本日の記事は最近よく聞かれる農地を借りるにはどうしたら良いのかということについて。
農業をするにはまず土地がなければ始まりませんからね!
これから書く内容はあくまでも南丹市の場合ですので、参考程度にしておいてください。
1.農業委員会事務局に問い合わせる。
大体どこの地域でも農地の管理は農業委員会に一任されています。
各市町村自治体に置かれていますので、まずは電話若しくはメールなどで問いあわせるのが良いでしょう。
また、もしも他に就農サポートセンターなどの中間管理組織がある場合は先にそちらに連絡しましょう。(南丹市にはありません。代わりに、京都府農業会議と呼ばれる県の機構があり、僕はそちらで農地を紹介していただきました。)
中間管理組織は農業委員会だけでなく、農業改良普及センターや農業振興課など、各自治体組織とパイプがあります。
新規就農をする際はかなり強い味方になってくれることでしょう。
2.賃貸借契約準備をする。
さて、お借りする農地が決まりましたら、真っ先に地主さんに会いに行きましょう。
農地を貸したい、どうにかしたいという方が多い今日この頃、農地を借りる方に対し、つっけんどんにするような方は滅多にいません。
失礼がないようにだけ心がけ、笑顔でお借りする旨を話します。
そして、同時に契約書の記入をお願いしましょう。
おそらく、ほとんどの地主さんはこれを書いた経験があるので、そこまで自分から説明しなくても大丈夫です。
ただし、認印や消印などを忘れられる方が多いです。(これを忘れてしまうと、事務局側で細かい修正をすることができなくなります。)
そこだけ注意しましょう。
地主さんから契約書を書いてもらったら次に自分もしっかりと記入します。もちろん、地主さんより先に記入してもOKです。
用意する書類については農業委員会からリストとして渡されているので、それに従って準備します。
ほとんどの場合、法務局で貰える土地の証明書や簡単な営農計画の提出を命じられます。
営農計画と聞くと、小難しそうですが、基本的には何でもありです。
作付品種や売先などの記入を求められますが、決まっていなくても取り敢えず記入しておきましょう。
後にある審査で細かく聞かれるようなことはありません。
3.自分の住んでいる地域の農業委員さんにご挨拶をする。
さて、全ての書類準備が終われば、次に地域ごとに駐在している農業委員さんにご挨拶をしましょう。
これは礼儀という意味もありますが、そもそも契約書には地域農業委員さんのサインとハンコが必要不可欠です。
大体事務局で連絡先などを教えてもらえます。
また、後にある農業委員会の審査では、地域駐在の農業委員さんの推薦といったような形で自分の審査が行われるので、絶対に失礼のないようにすることが大切です。
4.農業委員会の審査を受ける
さて、全ての書類を提出し終われば、来月中には毎月している農業委員会の定例会に参加し、審査を行うことになります。
大体50人くらいの農業委員さんの前で「農業経験の有無」「農業に対する思い」「集落や自治体活動への参加に是非」などについて問われることになります。
質問内容については事前に事務局から提示されますのでご安心ください。
結構緊張しますが、受け答えさえしっかりできていれば、反対意見や異議などはまず出ません。
ちなみに僕は5分程度で終わりました。
結構呆気なく終わるもんなので、緊張しなくても大丈夫です!
5.入口の一元化が新規就農を促進する!
さて、ここまでの手順が「農地を借りる」だけの手順です。
これだけでも、めちゃくちゃ入口が多いなぁと思いませんでしたか?僕はたまたまめちゃくちゃ親切にしていただける方がいらっしゃったので、大丈夫でしたが・・・。
これに加え、補助金や農機のリースとなると、また別の入口が必要です。
農業をするというのはまず入りづらい行政の入口に顔を出す事が大切。
これができないという方が多いのも確かです。
また、この入口の多さも新規就農者が増えない、定着しない一つの大きな要因になっているような気がします。
この入口を中間管理組織などの立ち上げによって、一元化することが問題解決のカギになると思っているのは僕だけでしょうか?
協力隊任期中に何かできればいいなぁ!っと野望。
以上です!(笑)