そうだったのか!有機農法!① 有機JASの道のりは険しい。
みなさんこんばんは。
ちゅーとです。
本日は今年作付するさつまいもの資材見積もりなどを行っていました。まだ終わってないので明日に繰り越しですね。
部屋の中が温かくて居眠りしちゃったのは内緒。
まぁ、さつまいもはそこまで肥料も農薬も使うわけではないので、結構安くあがります。
資金のない僕にとっても優しい。
さて、本日は仕事の合間に有機JASのことについて勉強しておりました。
僕は有機農業についてまったく知らなかったのですが、販路の状況等も考えてちょっとずつやってみることにしようかなと思っています。
それで調べていたんですが、僕はどうやら有機農法について色々勘違いしていたみたい。
拙い知識で色々突っ込みどころはあるかもしれませんが、本日は有機農法についてお話したいと思います。
(ちなみにこの有機農法のお話は結構続きます。今日はネガティブな部分についてで、次の生地ではポジティブな部分をお話します。)
1.有機JAS取得までの道のりは長い。
こちらの農林水産省のサイトにて色々調べていたんですが、やっぱり有機農法だけあって、使ってはいけない資材や薬剤の取り決めはかなり厳しい。
特に新しく有機JAS認証を取ろうという方にとってハードルとなってくるのが以下の項目。
1 多年生の植物から収穫される農産物にあってはその最初の収穫前3年 以上、それ外の農産物にあってはは種又は植付け前2年以上(開拓されたほ場又は耕作の目的に供されていなかったほ場であって、2年以上 使用禁止資材が使用されていないものにおいて新たに農産物の生産を開 始した場合においては、多年生の植物から収穫される農産物にあっては その最初の収穫前1年以上、それ以外の農産物にあってはは種又は植付 け前1年以上)の間、この表ほ場に使用する種子又は苗等の項、ほ場に おける肥培管理の項、ほ場又は栽培場における有害動植物の防除の項及 び一般管理の項の基準に従い農産物の生産を行っていること。
まぁここなんですが。
まず一つだけ思ったことを言わせてくれ。
「読みにくいんじゃ!」
いや、すみません。僕の国語力不足なんでしょうが、おいておいてうるさい(笑)
官公庁から出ている書類ってなんでこんなに読みにくいのでしょうか・・・。
前職から思っていたことなんですが。
さて、本題に戻しまして。
簡単のここ、何が言いたいかと言いますと、数年を通して栽培できる植物を育てていた畑の場合は3年、一年に一回しか収穫できない作物(米やさつまいも)の場合は2年、残留農薬の疑いがあるから有機JASを取得できないということです。
耕作放棄地の場合は開墾してから、作付前2年間禁止資材が使われていないことを前提で1年取得することができません。
つまり何が言いたいか。
慣行農業から有機JAS認証に切り替えるのは結構ハードルが高い。
有機JAS認証さえ取れば、販路はいくらでも開拓の余地がありますが、取得するまでの2年~3年の間はどうしろっていう話なんですよね。
(ここ、何か対策や補助などがあれば皆様、教えてください。)
2.隣近所の協力も必要
更には以下のような取り決めもあります。
1 周辺から使用禁止資材が飛来し、又は流入しないように必要な措置を 講じているものであること。
ここは読みやすい(笑)
そのままの意味ですね。
圃場の隣近所が慣行農業だとまずいわけです。
そもそも、ドリフトをしているかしていないかというのは本当に判断が難しく、この書き方では疑わしきは罰せよという感じなのでしょうか?
流入しないような措置って言ってもなぁ~。
柵でも立てるの?
一番簡単な方法は近所の畑を全て借り上げることですね。
・・・そんな簡単やろか?
3.国が有機農業を推進中!?
有機JASと絡んで、昨今国が有機農業を推進しているそうです。
この記事にある通りですね。
農家に有機農法を教える人材を育成するというもので、自治体に対し補助金が下りるというような感じ。
付加価値をつけた、農家所得の倍増を狙いにしているみたいです。
賛否両論、絶対ある記事だと思うので、皆様のご意見を聞かせてください。
ちなみに僕の考えとしましては、こういう補助金を形だけ作る前に、有機農法の栽培暦や栽培体系を作った方が絶対いいと思う。