おいもの里の村長日記

京都府南丹市でおいも栽培に務める若手農家の日記

農福連携も大事だけれど、農育連携もこれから大事!

どうもみなさんこんばんは。

ちゅーとです。

みなさん知っていましたか?先日、京都府の丹後でダイオウイカが揚がったらしく、昨日まで京都水族館で展示されていました。

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すごいでかい(笑)

僕は生き物大好きでマニアの部類。でもダイオウイカを見たのは初めてですね。

ちなみにダイオウイカは美味しくないらしいですよ!

 

さて、本日の記事は農業と教育のことについて。

僕は学生の頃、かなり恵まれた環境で育ってきたなと思う一方で、暗記やテストのためだけではない学習というのも大事だなぁと思っていました。

社会人になってからその思いは増しています。

いつか農業と教育をコラボさせた事業ができればいいなぁと思ったり!

 

1.農業高校や農業大学があるとは言えども

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農業と教育って、農業高校や大学の専門機関があるんだから別にいらないんじゃないの?と言われてしまいますが、僕はそうとは思いません。

農業を始めようと考えている、もしくは就農を果たした方の中には専門大学を出ていない方も多数いらっしゃいます。

僕もその中の一人です。

学生というのは一人一人に可能性という道を持っています。でも結局自分が進むべき道を一本選ばなければなりません。

 

その際、「これは自分には無理だ。」「これならいけそう?」「これはやりたい!」という感じで取捨選択するのですが、実はこの脳内会議で捨てられてしまう道は1割にも満たないと僕は考えます。

 

ほとんどの「道」は「知らない」という理由でいつの間にか削除されているものなのです。

だからこそ農業に対してまったく興味のない学生に対し、土に触れるという機会を提供するのは遠い目で見て就農者を増やす足掛かりになると僕は思っています。

 

2.ファームステイは売上にはならねど生きがいに

学校と連携してファームステイを行っている農家様もいらっしゃいますが、ほとんど無給でやっているそうです。

僕も先日ファームステイの受け入れ手伝いをしたことがあるのですが、お金以上のやりがいを感じましたね・・・。

ぶっちゃけこの経験があったから農育連携の大事さに気付くことができた節はある。

 

ファームステイは決して売り上げにはならいですが、それ以上に地域のお年寄りや農家にとっての生きがいになるんだと思います。

 

3.侮ってはいけない学生の気持ち

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そして最後に、学生の考えや気持ちは侮れないなということです。

「学生から出る意見は明後日の方向を向いていたり、マーケティングのことを分かっていないから。」っという言葉は前職でよく聞いた言葉です。

でも、余計な知識や知見がないからこそ出る彼らの意見は本当に素直で真っすぐ。

 

時に、みんなが「気づいて気づかないふりをしていたこと」や「多方面の見方」というのを分からせてくれます。

僕も先日協力農家様の家に来た女子高生の言葉に感銘を受けてしまいました。

 

4.そうだ、大学と連携しよう

そういうことで、僕は京都府内の私立大学のどこかと連携してみようかなと思っています。地域おこし協力隊という身分だからこそ出来ることなのかなと思ったり。

(実は今日そういう話が舞い込んできた。)

 

美味しい話にはすぐに乗っちゃう(笑)

でも、日本の将来・南丹市の将来のためには絶対に必要なことであると僕は思っています。

 

教育の廃れは亡国への一歩。

農業の廃れも亡国への一歩。

どちらも大事にしたいものですね。