スマート農業を中山間地でも。新年農林水産大臣所感について
みなさん、こんばんは。
ちゅーとです。
南丹市に戻ってきました。
今日はまだ仕事をせず、ゆっくりとしています。
明日あたりくらいから働きだそうかなと考え中。
さて、本日のブログは新年になり、農林水産大臣が今年の政策について所感を表明していたので、それについて語っていきたいと思います。
ちなみに所感全文はこちらのページで見ることができます。
1.TPPによる、食品輸出拡大のチャンス
まず、目についたのはTPPや日米貿易協定の発効による食品輸出拡大のチャンスについて。
TPPは賛否両論ありました。
関税の撤廃により、海外の安価な商品や食品が流通することになります。
国内の中小農家は価格競争に追いつけなくなるという懸念が・・・。
アメリカ合衆国がTPPから離脱しても尚、農業にとっては大きなマイナスとなる政策でした。
日本の自動車輸出を守るため、犠牲になったと言っても過言ではないでしょう。
しかし、このピンチをいかに乗り切っていくのか。
それが、農林水産大臣も言っているように、日本産農産物の輸出です。
周知の事実かもしれませんが、日本産の食品、特に果樹は海外でもかなりの人気を呼んでいます。
GFPを通じた輸出業者とのマッチング支援や戦略的なマーケティング強化を政府主導で図っていくそうです。
もしかすると、海外に目を少しだけ向けた方が良いのかもしれませんね・・・。
2.担い手の総合的支援
次に、担い手の総合支援のことについて。
例年通り、担い手の育成はまだまだ解決に至ってないと言うべきです。
農業の持続を狙うためには、まず農業を担ってくれる若者を確実に確保・育成していくことが大事です。
そこで農林水産省は就農の検討・準備段階から経営確立に至るまで、一元的に支援できるような制度を確立。
さらには、就職氷河期により、才能を押しつぶされた年代を狙った農業への参画を進めていきます。
今後、どのような補助制度ができあがるのかが楽しみですね。
3.中山間地でのスマート農業技術確立
最後に、一番僕が興味深かったのが、中山間地でも活用できるスマート農業の実現です。
これまで、中山間地の農業というのは政府からすると見たくない現実が山積みにされているような地域でした。
最近の日本農業新聞の記事でも、中山間地の中小農家を評価していこうというようなことが書かれてありましたが、ついに国が中山間地スマート農業に腰を上げるのかぁ・・・。
なんだかすごくワクワクするな!
中山間地でもロボットやAI、ドローンなどが使えたらめちゃくちゃ面白そうですよね。
これは期待が高まる高まる。
ただ、中山間地で農業をしている中小農家が、これらを導入できるほど資本があるかどうかが問題ですね・・・。
4.まとめ
実際に、これらの政策が今年しっかりとやってもらえるかどうかというのは未知数です。
なにせ政治家ですからねぇ~。あんまり信用はしていない(笑)
ただし、年始に発表される所感の中には、今、日本の農業がどういった方向に向いているのか、端的にわかるので、年始は一度農林水産省のHPに訪れるのがおすすめですよ!